アッカ・ネットワークスは、新潟県で山間地域におけるモバイルWiAXの特性やサービスの実証実験を開始する。
アッカ・ネットワークスは2月14日、新潟県および新潟県魚沼市と共同でIEEE802.11e(モバイルWiMAX)の実証実験を3月から開始すると発表した。山間地域におけるモバイルWiMAXの特性やサービスモデルの検証などを行う。
実証実験では、新潟県魚沼市の福山新田地区に実験基地局を設置して、山間地域での電波特性やデジタルデバイド解消に向けたWiMAXの活用方法、自治体サービスに対するニーズの発掘を目指すという。
主な実験内容は、WiMAXをアクセス回線に用いた防災無線の活用や魚沼市が提供する映像コンテンツのストリーミング配信、VoIPサービス、基地局まで回線のバックアップに衛星回線を用いた試験などを実施する。
山間地域では、採算性や地理的な課題から有線ブロードバンドサービスの普及が遅れている。アッカ・ネットワークスでは、新たなブローバンドサービスとしてWiMAXの可能性を検討していくという。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.