Linuxコンソーシアム、「セキュアOS機能を導入したシステムの運用に関する検討項目」を公開

Linuxコンソーシアムは、セキュアOS機能を導入したシステムの運用において、導入していないシステムと異なる部分を示し、考慮すべき点をまとめたドキュメントを公開した。

» 2007年02月14日 16時25分 公開
[ITmedia]

 Linuxコンソーシアムは2月14日、「セキュアOS機能を導入したシステムの運用に関する検討項目」(略称:セキュアOS運用項目)を一般公開した。PDF(35Kバイト)で公開されている。

 これらの作業を手がけるのは、Linuxコンソーシアムのセキュリティ部会。同部会は昨年、機能、導入要件、インストール、セキュリティ設定、運用、周辺環境といった評価項目から各セキュアOSを評価した「セキュアOS評価項目Ver2.0」も公開している。

 今回発表された「セキュアOS運用項目」は、セキュアOS機能を導入したシステムの運用において、導入していないシステムと異なる部分を示し、考慮すべき点をまとめたもの。実際の運用を想定した「監視・管理」など4つの側面から検討が進められている。なお、この取り組みは、ITmediaでもSELinuxに関する連載を持つ日立ソフトの才所秀明氏などがリードする形で進められた。

 今後、セキュリティ部会では、ガイドラインである「セキュアOS評価項目Ver2.0」の見直しやバージョンアップ、セキュアOSに関する情報を提供することで、セキュアOSやLinuxセキュリティの普及・促進を図っていく予定。

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