NCAAシーズン突入がセキュリティを脅かす――Websense

スポーツイベントを狙った攻撃に加え、職場でのビデオ閲覧やギャンブルサイト利用で生産性と帯域幅にも影響が出るとWebsense。

» 2007年03月01日 09時45分 公開
[ITmedia]

 米NCAA(全米大学体育協会)男子バスケットボール大会、通称「March Madness」(3月の狂乱)のシーズン突入で、職場の生産性が低下したりセキュリティが脅かされる可能性もあるとして、Websenseが対策を促している。

 Websenseによると、ネット攻撃は主要スポーツイベントを標的にする傾向が見られる。2月にはスーパーボウル会場のドルフィンスタジアム公式サイトに悪質コードが仕掛けられる事件が発生し、2006年7月にはFIFAワールドカップの公式サイトを装った偽サイトが設置された。こうした傾向がNCAA大会の圧倒的人気と重なり、組織にとってリスクとなる恐れがあるという。

 これに加え、試合の最新情報などを提供するスポーツ関連サイトは前年比で31%、ギャンブル関連サイトは同56%それぞれ増加した。職場のコンピュータでストリーミングビデオを見たり賭けに興じる人が増えれば、従業員の生産性とネットワーク帯域幅の低下を招く可能性がある。

 特に中堅企業では、インターネット利用ポリシーの確立など、セキュリティと生産性強化のための予防的措置を取ることが望ましいとWebsenseはアドバイスしている。

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