弥生、中国の大連に100%開発子会社を設立

» 2007年03月14日 18時40分 公開
[ITmedia]

 「弥生」シリーズを提供する弥生は3月14日、中国の大連市からソフトウェア製品の開発子会社「弥生(大連)軟件開発有限公司」の新設を正式に承認されたのを受け、100%出資の子会社を大連に設立することを決定した。資本金は約1800万円(14.7万米ドル)、今年4月上旬の設立を予定する。約20名での設立だが、設立後一年以内に従業員規模を50名へ拡張していく予定。

 同社は従来も、東京本社の開発技術者と中国出身で日本語に堪能な社員が、大連での事業にきめ細かな指示を出し、進捗を確認しながら開発を進めて成果を出してきた実績を持つ。また、昨今では、業務拡大とリスク分散の観点から、顧客サポートのカスタマーセンター(現所在地:大阪市)と製品テストの品質保証部門(現所在地:本社内)の札幌(札幌市中央区)進出も決め、4月からの段階的なオープンを目指して新規採用メンバーの研修を始めている。

 現在、特定分野向けソフトの提供も検討している同社は、今回の大連における開発子会社設立と併せて多くの優秀な人材を確保し、製品開発/品質保証/カスタマーサポートの各部門で人材育成を積極的に進め、全社的な開発力とサポートの強化に努めていくとしている。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

注目のテーマ