日立情報システムズ、「ORANGE RANGE」のライブツアーにICタグを活用した入場受付システムを提供

» 2007年03月15日 18時52分 公開
[ITmedia]

 日立情報システムズは、スパイスミュージック、ぴあの両社が主催し、2月26日〜3月14日に全国6会場で開催された「ORANGE RANGE」のファンクラブライブツアー「AID JAM007」に、ICタグを活用した入場受付システムを提供した。

 同システムは、ライブチケットの代わりに、ミューチップ入りのICタグを縫いつけたタオルマフラーを、ライブの申込者にあらかじめ発送。ライブの当日、入場受付でICタグのIDを読取ることにより、チケットの偽造防止だけでなく本人確認を実施し、チケットの不正転売などを防止するというもの。

 「AID JAM007」は、「ORANGE RANGE」のファンクラブ会員限定のライブツアー。そのため、チケットの偽造やネットオークションを利用した不正転売が心配されていた。この問題解決のため、スパイスミュージック、ぴあの両社は、業界初の試みとして、ICタグ入りのタオルマフラーをチケットの代用とするしくみを考案。日立情報では両社と共同で、タオルマフラー用のICタグ約2万枚と入場受付システムを開発して「AID JAM007」に提供し、チケットの偽造防止と本人確認を実現した。

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