ウティマコとグローバルフレンドシップが暗号化+秘密分散技術で協業

ウティマコとグローバルフレンドシップは政府基準に準拠したデータ暗号化+分割保存に関する協業を開始する。

» 2007年03月19日 17時14分 公開
[ITmedia]

 ウティマコ セーフウェアとグローバルフレンドシップは3月19日、データの暗号化および電子割符(秘密分散)に関する技術分野で協業すると発表した。政府調達要件に適合したデータ保護サービスを提供する。

処理手順概念図 処理手順概念図

 協業によるサービスイメージは、1)機密データをウティマコのデータセキュリティ技術により暗号化、2)暗号化データをグローバルフレンドシップの電子割符技術により分割化、3)分割された暗号化データをデータセンターやモバイル端末、リムーバブルメディアなどに分散して保存――というもの。これにより、機密情報の安全な管理や持ち運びが可能になりという。

 データを複合化するには、分割保存されたデータをすべて取り揃える必要がある。分割されたデータのを持ち運ぶ際に紛失しても、データの複合化が不可能なため、情報漏えいを完全に防ぐことができるとしている。

 政府のセキュリティ製品調達要件「政府機関の情報セキュリティ対策のための統一基準」に定められた「電磁的記録の保護対策」の強化遵守事項に対応する。2社では今後、政府機関や行政組織、企業向けのサービス開発および販売を強化していくという。

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