セキュアデザイン、USBタイプの指紋認証装置を発売開始

» 2007年03月20日 20時51分 公開
[ITmedia]

 セキュアデザインは3月20日、Windowsや業務システム、Webアプリケーションなどへのログオン時に指紋認証による個人認証を可能にした、USBタイプの指紋認証装置「FLO-Tube」を年3月22日から販売すると発表した。同時にActive Directory連携により、「FLO-Tube」の集中管理を行う認証ソフトウェア「Finger Log-Onマネジャー」も併せて販売する。

 「FLO-Tube」は、Windowsや業務システム、Webアプリケーションへの指紋認証によるログオンを可能とし、ユーザーの利便性を向上させ、かつ高いセキュリティの認証を実現する。主に対象となるのは企業だが、個人における使用も可能。「FLO-Tube」は、フラッシュメモリとしても機能するので、PCからのファイルデータを持ち出すことができる。その際、データは「FLO-Tube」内で暗号化されるので、万が一紛失した際にもデータが流失することはない。暗号化されたファイルデータは、本人の指紋認証によってのみ復号化される。登録された指紋情報は、専用のUSBメモリ筐体内に格納されているため、指紋情報の流出もない。

 同時発売される、「Finger Log-Onマネジャー」は、システム管理者への負担を最小限に抑えるように設計されている。Active Directoryサーバを既に導入している企業であれば、専用の指紋認証サーバを立てることなく、「Finger Log-Onマネジャー」を導入することで、「FLO-Tube」のユーザーの集中管理が可能となる。現在運用しているActive Directoryサーバの拡張機能を利用することによって、既存の環境を変更せずに容易に導入できるため、企業は新たに指紋認証サーバを導入するときと比較して稼働までの期間が約3分の1に短縮されコストも抑えられる。

 本製品は、販売代理店経由での販売となり、初年度3億円の販売を予定。

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