ボットネットに制御されたマシンの数が3月に入って急増し、過去1カ月で3倍になった。
ボットに感染し、ボットネットとして制御されたマシンの数が3月に入って急増している。ボットネット動向を監視しているShadowserver Foundationの統計をもとに、SANS Internet Storm Centerが報告した。
それによると、ボットにコントロールされたマシンの数は、過去1カ月で3倍に増加した。3月8日ごろから急上昇が始まり、以後も増え続けている。
ボットネット自体の増加率は約20%とそれほど大きくはないが、ボットネットを形成するマシンの数が激増しているという。
ボットネットを制御するコマンド&コントロールサーバは、米ニューヨーク近郊とカリフォルニア南部、ドイツ付近に集中地帯がある。ボット感染マシンが最も集中している国は中国、ブラジル、アルゼンチンだという。
ボットネット制御側は、感染マシンを増やす手法にますます長けてきているようだとSANSは分析している。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.