連載
» 2007年04月13日 07時00分 公開

春の新人応援連載:最新ニュースや英語は大切。でも基礎知識だって忘れずに 【技術職編】 (1/2)

常に最新の技術と市場の動向をキャッチアップしなければならない技術職。ドッグイヤーといわれるほど変化が激しいIT技術の世界で、最前線に立ち続けるには何が必要か。日本オラクル株式会社の先輩にお話を伺いました。

[大山貴弘,ITmedia]

ビジネス・ニーズを見極めるBIという仕事

―― まずは、現在の業務内容について教えてください。

日本オラクル株式会社
システム製品統括本部
BI & Wソリューション推進部
ビジネス・ディベロップメント
マネージャー
枇榔 貴子 氏

枇榔 私の所属するビジネス・ディベロップメントは、BI & Wソリューション推進部の営業部門と技術部門との架け橋になるような部門になります。ここでは、技術とビジネスを融合させつつ、新しいマーケットを作っていくために、パートナー様の技術部門の方とお話をしています。また、新しい製品をどういう市場にアピールしていけば良いのかをパートナー様と一緒に進めていくこともあります。まずプロジェクトのエントリー部分を作って、それから技術部門に引き継いでいく役割ですね。BIとは「ビジネス・インテリジェンス」の略なのですが、やはりビジネス・ニーズがあって初めてビジネス・インテリジェンスは成り立ちますので、市場が何を求めているのかをサーチしながら、そこで自社の製品をどう提案できるかを追い求める仕事になるかと思います。

日本オラクル株式会社
システム製品統括本部
Product Operations
サーバーテクノロジーグループ
エンジニア
高田 典子 氏

高田 私はエンジニアとして、開発に携わっています。オラクルという会社はアメリカに開発部門を持っておりますので、その日本でのカウンターになることを目指しているのが私どもの部門です。オリジナルの英語の文献を読んで、どの製品がどういうところを目指しているのかキャッチし、開発の人間がどういう思想を持って作っているのかをまとめて、日本のBI & Wソリューション推進部のメンバーに対して伝えています。

―― 仕事において、普段から心がけているようなことはありますか?

高田 やはり、BIのポイントはビジネス・ニーズだということです。BIに携わるエンジニアとして、そのことを忘れてこのコンポーネントを担当してはいけない、という気持ちは常に持っています。ですので、小まめにニュースや市場の動向などはチェックしていますし、枇榔をはじめとした営業部門のスタッフなどとミーティングを重ね、企業様の現場の状況についてはキャッチアップしたり情報交換を行ったりしていますね。そういった情報収集は、製品の機能の具体的な検証にもつながっていきます。

枇榔 BIということで、いろいろな企業の方とは業務の深い内容までお話することになります。その際、一般的な上辺の知識だけでは太刀打ちできません。ですので、常に新しい情報や深い情報を、新聞やWEB、雑誌などから意識してチェックするようにしています。何かの情報を集めるということは、もちろん新しい情報を知るということがありますが、もう一つ、その分野の基礎の部分を理解するという、二つの意味合いがあると思っています。新しい情報はWEBだったり雑誌だったりで見ることができますが、基礎を知るとなると、深い知識を体系的に学ぶ必要があります。私は、財務のスクールに行ったり、大学の公開授業を聞きに行ったりしていますね。

新聞と海外からの情報は欠かせない

―― 業務をする上で、欠かせないものはありますか?

枇榔 私が初めてBIの仕事に就いた時、当時の上司に「これからBIをやっていくなら、絶対にこれをやれ」と言われたことが、毎日必ず新聞を読むことと、英語を勉強することでした。こうした業種ですと、最新の情報はどうしてもアメリカから来ることになります。毎日の時事を知るということ、最先端の情報を手に入れるために、英語と新聞の必要性は実感しています。

高田 同じニュースでも、海外の情報の方が一歩進んでいるのは事実ですね。たとえば、今の日本ではSOX法関連の話題が注目を集めていますが、アメリカではすでに導入が済んでいて、その運用など次のトピックに進んでいます。向こうでの最新トピックが、その後また日本でも話題になる可能性は大きいでしょう。これから来るであろうトレンドの事前知識を備えておくためにも、英語圏のニュースに目を通すことは必要になりますね。

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