日立がケイデンスEDAツールを全面採用

» 2007年04月03日 22時54分 公開
[ITmedia]

 日立製作所は3月30日、ハードウェア製品の設計効率向上と設計期間短縮のために、米ケイデンス・デザイン・システムズのEDAツール製品群を全面的に採用し、LSIやPCB設計に標準的に適用できる設計フローやノウハウを蓄積した設計システムを構築したことを発表した。

 同システムはケイデンスの製品群を全面的に採用しており、高位論理記述言語、ハードウェアアクセラレータの導入による高速論理検証、LSI全体の動作速度を考慮した高品質論理合成、マルチスレッドを利用した分散高速レイアウト処理などが特徴。さらに、同システムのプラットフォームとして必要十分なメモリ容量を備えた日立のブレードサーバ「BladeSymphony BS1000/BS320」およびPCサーバ「HA8000」を採用した。

 同システムは新設の設計センターで集中管理され、社内各製品設計事業部および日立グループ会社が、社内ネットワークを介して利用し設計業務を行う。具体的には、まず情報・通信グループのサーバ、ストレージ、ネットワーク機器といった主要製品開発に全面適用し、設計効率2倍化と設計期間40%短縮を実現する。

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