PTOPA、音声認識の精度を向上させるPA技術の開発に成功

» 2007年04月10日 01時39分 公開
[ITmedia]

 ピートゥピーエー(PTOPA)は4月9日、雑音の多い環境でも音声認識が高い精度で行える独自の「PA(Prosody Analyzer、韻律解析システム)技術」の開発に成功したことを発表した。

 「PA技術」は音声を細かく分析し、雑音データと音声データを高い精度で分離したり、認識が不可能となった音声をきちんと識別して発話のしなおしを話者に促すことのできる、音声分野の新しい技術。時間領域での音声波形特性に着目して、複数の会話がある中で自動会話をするべき主会話を見つけ出す技術や、大きい声や小さい声などの認識不能な音声を聞き分ける技術、物を落としたり何かがぶつかったりして発生する突発音や舌打ちなどの口から発する雑音を聞き分けてカットする技術を実現している。

 また、ナレッジベースに収められた会話シナリオを参照して発話音声を判定する技術の開発により、従来にない高精度な音声認識を達成している。

 PTOPAではこれら音声認識をインテリジェント化した「PA技術」を、汎用音声会話プラットフォームとして近々発表予定の「VOICE CAIWA」に搭載する予定。

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