Windows VistaのOfficeパッチ導入に不具合

Windows Vista搭載システムに、Office 2007のセキュリティパッチがうまく適用されない不具合が発覚。Microsoftがパッチ検出ロジックの変更で対処した。

» 2007年05月21日 08時06分 公開
[ITmedia]

 Microsoftの5月の月例パッチの一部が、Windows VistaとOffice 2007を搭載したシステムにうまく適用されない不具合が見つかった。Microsoftは5月18日、Microsoft Updateの検出ロジックを変更してこの問題に対処している。

 不具合が発生しているのは、Microsoftが5月8日にリリースしたパッチのうち、Office 2007に関連する「MS07-023」と「MS07-025」の2件。Microsoft UpdateかMicrosoft Windows Server Update Services (WSUS)経由で自動更新している場合、Windows Vista搭載システムにパッチが提供されなかったり、パッチのインストールがうまくいかないことがあるという。

 Microsoftはこの不具合を解消するため、パッチ検出のロジックを変更した。Windows VistaでOffice 2007を使っているユーザーや管理者は、パッチが提供されたらインストールしてほしいと促している。

 ただ、パッチ自体のバイナリに手を加えたわけではないので、Microsoft Updateを使って既にインストールできている場合は、再度アップデートが提供されることはないという。

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