日本オラクルは5月29日、CRMソリューションの現状とオラクルの取り組みについて解説するとともに、同社のCRM戦略を発表した
日本オラクルは5月29日、同社のCRMソリューション戦略を発表し、米国オラクル・コーポレーションよりCRM On Demand担当シニア・バイスプレジデントのアンソニー・ライ氏が、CRMの現状とオラクルの取り組みについて解説した。
ライ氏はCRMが活用される状況を「適合可能なビジネス」と「変革可能なビジネス」の2つに分け、オラクルではこの両方に対応するソリューションを提供できるとした。「適合可能なビジネス」に用いられるCRMは、いわば事務的CRMで、共同作業をベースとした分野で活用される。複雑な受注生産や、プロフェッショナルサービスがこれにあたる。この分野では「Oracle On Demand」が活用されるという。
また一方の「変革可能なビジネス」では戦略的CRMが用いられる。全組織にわたるビジネスのスピード化をサポートするもので、Webショッピングやコールセンター業務などのトランザクションベースのプロセス重視のものとなる。この分野では「Siebel 8」が用いられる。
オラクルではこれら両面からのCRMソリューションにより「完全なCRM」を提供できると力強く語っている。
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