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» 2007年06月01日 11時31分 公開

オルタナブログ通信:なぜシステムダウンは起きたのか?――オルタナブロガーの視点 (2/3)

[森川拓男,ITmedia]

 今週は、先週と比べてそれほど変化がなかった。この1週間で記事が投稿されたブログは55ブログ(前回比−1)だったが、4つ以上の投稿があったのが21ブログ(+2)、1つのみの投稿だったのが17ブログ(+2)と、それぞれ微増していた。

 まず、5月21日〜5月27日の週間アクセスランキングから注目点を紹介したい。

 今週は、後半に取り上げる副作用が大きすぎるストレージ・サービス違法判決(栗原潔のテクノロジー時評Ver2)が1位、そして同じブログの著作権侵害の非親告罪化についてひとことが2位、CDをリップしてから中古屋に売却問題への対応策を考えるが5位となった。コメント欄からしても、より多くの読者が注目していることが分かる。

 このほかにも、著作権絡みのエントリーでは、彼らが海賊版を摘発するとき(IT's my business)が7位に入っている。また、2週連続1位で前回2位となった「北京石景山游来園(ニセディズニーランド)と知的財産」(情報インフラ24時 眠らないシステム)が8位と、まだベスト10にラインクインしている。

 これらから、フィード元やITmedia、そしてオルタナティブ・ブログの読者では、著作権に関する興味・関心が高いことがうかがえよう。

 それでは、今週のオルタナティブ・ブログで発信された話題から、幾つかを見てみるとしよう。

「美しい星50」(永井孝尚のMM21)

 5月24日、安倍晋三首相は東京都内で講演し、地球温暖化問題に関する政府方針と対策を発表した(関連リンク:首相官邸Webサイトに掲載された演説記事)。これは、2050年の地球を「美しい星」にするための3つの提案を示したもの。

 この提案を「美しい星50」という名のパッケージにして、6月6日〜8日にドイツで開かれるハイリゲンダム・サミットで各国に提案するという。来年7月の北海道洞爺湖サミットに向けて、環境外交の面での主導権を握る狙いがある。

 永井孝尚氏「永井孝尚のMM21」では「美しい星50」というエントリーで、安倍首相の「美しい星50」に対して一定の評価をしているが、同時にこれは国際的な駆け引きであることも示唆している。サミットを前後してどのような動きがあるのか、注視しなくてはならないだろう。

 環境問題ということでいえば、バイオ燃料が話題になっている。そんな中で、鶴田裕史氏「IT業界のマーケティングを問う」に投稿されたバイオ燃料を科学から論じるとという記事が気になった。書かれている通りであり、人間が食料とするべきところを削減してまで作るのが果たしてよいことなのか? バイオ燃料のための材料づくりに森林伐採することが果たしてよいのか? いまいちど環境問題と対策のすべを考えるべきだろう。

 安倍首相で「美しい」と聞けば、やはり思い浮かぶのは「美しい国」だろう。

 永井孝尚氏は教師と生徒が平等な訳はないという興味深いエントリを29日に投稿した。安倍首相が実現しようという「美しい国づくり」改革の中には教育改革があるが、何よりもまず、まんえんしてしまった平等意識を改革するのが先だろう。そして、それは家庭問題から取り組まなければならないのではないかと筆者は思う。

 「友達親子」が増えたこと、そして教師を尊敬しない親が増えたことが原因なのだろうか。それとも……。国から押しつけられるのではなく、いまいちど、一人ひとりが考えるべき問題であることは間違いない。

モバイル広告の年となるか?(欧州の視点)

 ケータイを誰もが持つようになって久しい。子供から大人まで、いや、最近話題となっている「ネットカフェ難民」であっても、ケータイを持っているご時世である。逆に言うと、ネットカフェ難民だからこそ、ケータイが必須となっているのだが。

 そこで、ここ数年はケータイ関連コンテンツが花盛りとなった。そして同時に、広告をクリックする形のポイントサービスですらもモバイル対応を進めている。

 末岡洋子氏「欧州の視点」モバイル広告の年となるか?によると、ケータイ向け広告の標準化に向けた動きがスタートしているという。

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