OpenOffice.orgに深刻な脆弱性、最新版で修正

脆弱性を突かれると、細工を施したRTFファイルを使って任意のコードを実行される恐れがある。

» 2007年06月14日 09時16分 公開
[ITmedia]

 オープンソースのオフィスソフト「OpenOffice.org」に、任意のコードを実行される脆弱性が見つかった。最新版のOpenOffice.org 2.2.1で修正されている。

 セキュリティ企業Secuniaのアドバイザリーによると、脆弱性はOpenOfficeのバージョン1.0.x、1.1.x、2.2以前に存在する。RTFファイルの解析に問題があり、これを悪用されると、細工を施したRTFファイルを使ってヒープベースのバッファオーバーフローが引き起こされ、任意のコードを実行される恐れがある。

 Secuniaによると、危険度は5段階評価で上から2番目の「Highly critical」。同社では信頼できないRTFファイルを開かないよう勧告している。

 OpenOffice.orgでは、最新版のOpenOffice.org version 2.2.1(build OOF680_m18)でマイナーバグフィックスとともにこの脆弱性を修正。あらゆるユーザーにアップグレードを推奨している。

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