日本HPは、仮想化技術を利用し、企業のシステム開発およびその保守を低コストかつ効率的に行える「HP VM開発・保守きっと楽々君」の提供を開始した。
日本HPは6月15日、仮想化技術を利用し、企業のシステム開発およびその保守を低コストかつ効率的に行える「HP VM開発・保守きっと楽々君」の提供を開始した。
企業におけるシステム開発の現場では、開発専用の機器で開発を行い、実際稼働する機器に移行するという手法が一般的だが、ハードウェアを共有していることが多く、利用時間の調整や、開発後の保守や検証でほかの工程への影響を考慮する必要がある。
今回発表されたソリューションは、HPの仮想化技術「HP Virtual Server Environment」(VSE)を利用し、ハードウェアを増やすことなくそれぞれの開発で異なる開発環境を提供しようというもの。サーバ、基本ソフトウェア、仮想化ミドルウェアのほか、「HP Factory Express Package Level 4」などのサポート/保守などをパッケージ化されている。
ハードウェアにはItanium 2を搭載するHP Integrityサーバが用意されており、最大8ゲストOSを利用可能。また、標準化された開発・保守環境のディスクイメージを使用することですべての開発・保守環境を一意に管理することも可能となっている。
同ソリューションはHPファイナンシャルサービスの“支払い遅延プログラム”を介してリース契約の下提供される。5年リース契約での月額料金は25万8216円から。導入後3カ月は据え置き期間としてリース料は発生しない。
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