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» 2007年06月20日 12時36分 公開

HP、データセンター効率化のための製品を発表

「Quality Center」「LoadRunner」のアップデートなど、HPは顧客のIT計画の遅延に対処するためにソフトウェアポートフォリオを拡大した。

[Chris Preimesberger,eWEEK]
eWEEK

 米Hewlett-Packard(HP)は6月18日、同社が言うところのソフトウェア・サービスポートフォリオの「重大な拡張」を発表した。これはIT部門によるデータセンターの効率向上を支援する戦略の一環だ。

 同社はソフトウェア事業と関連パートナー、リセラーに焦点を当てた年次顧客イベント「HP Software Universe」で、これらの改善策を発表した。

 HPが最近Economist Intelligence Unit(EIU)に委託した調査によると、企業は受け入れられないレベルのIT計画の遅延を経験しているという。

 調査対象の企業のうち62%はIT計画が迅速なほど利益は大きいと答えたが、約25%の企業でIT計画の実施が遅れたことが示された。

 さらに、調査対象企業の大半は、IT計画のうちポジティブなビジネス上の成果を生んだのは50%程度だと答えた。

 このギャップは厳しい予算と、手動プロセス、ポイントソリューション、サイロ内でのチーム作業による制限から来るものだとHPの広報担当者は言う。

 この格差拡大に対処するために、拡大されたHPのポートフォリオは、ITおよび非IT管理者が同じ事業目標に取り組めるようにすること、IT戦略、アプリケーション、IT運用などのIT機能における社内プロセスの迅速化、さまざまなIT作業のプロセスの自動化においてIT部門を支援することを目指す。

 「ビジネスアジリティ向上への需要が、新しいアプリケーションの実装や変更の大半を促進している。これはアプリケーションのライフサイクルのあらゆる側面における最適化を必要とする」とGartnerの調査ディレクター、トーマス・マーフィー氏は語る。

 「ビジネスニーズを満たすアプリケーションの提供について言えば、品質保証(QA)チームはビジネスチームからアプリケーションチームへの次第に厳しくなるスケジュールに対応するために、テストサイクルを大幅に迅速化する方法を探さなくてはならない」(同氏)

 HPの「Quality Center」ソフトと「LoadRunner」ソフトへのアップデートには以下が含まれる。

  • Quality Center Software:単一のリアルタイムシステムに初めてビジネス要件と品質管理を完全に統合したとHPの広報担当者は言う。この新しいリリースは、顧客が「アジャイルテスティング」メソッドを採用してより頻繁にソフトをリリースできるようにすると同時に、事業の優先順位による観点でリスクベースの品質管理を取り入れている。

  • LoadRunner Software:Web2.0対応のサービス指向アーキテクチャー(SOA)やリッチインターネットアプリケーション(RIA)の高度なパフォーマンステストなど、IT部門がインターネット経由でアプリケーションを配信する方法の大きな変化に対処する手助けをする。

  • Quality Management Ecosystem:HPソフトウェアパートナーがHP Quality CenterおよびHP LoadRunner向けのテストアクセラレータを開発、販売するのを認めることで、広範なプラットフォーム、アプリケーション環境をサポートする。

  • Quality Factory Services:ベストプラクティスとサービスを組み合わせて、IT部門が改善されたアプリケーション品質とパフォーマンスを実装するのを支援する。

 HPのService Managementポートフォリオの強化機能には、以下のHP Change and Configuration Management Center、Service Management Centerのアップグレードと新しい関連サービスが含まれる。

  • Change Control Management Software:承認プロセスを自動化し、時間のかかる諮問委員会の必要性をなくすことで、IT部門が迅速に変更を加えられるようにする。このソフトはHP Softwareのエンドツーエンド変更管理ソリューションの一部。

  • Configuration Management Software:新しいアプリケーションとOS(Windows Vistaなど)の全社配備を自動でできるようにして、ビジネス中断のリスクを減らす。

  • Best Practices for Service Center:サービス管理のためにあらかじめ決められたITIL(Information Technology Infrastructure Library)を提供し、IT部門がHP Service Centerの導入を迅速化できるようにする。

 HPはまた、複数のITサイロにわたって重要なプロセスを自動化できる新しいクロスプロダクト統合ソフトを発表した。これには以下の製品が含まれる。

  • Universal CMDB:依存度マッピングを基に構築され、ヘルプデスク、変更・構成管理、ビジネスサービス管理製品と統合された唯一の構成管理データベース。

  • Service Center Software:変更リクエスト、承認、導入プロセスの調整、企業ユーザーへのITサービス提供の迅速化を支援する複数の新しい統合製品。

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