NEC、企業マーケティング向けにCGM分析サービスを開始

NECは、企業活動がCGM内でどう評価されているかを分析するサービスをリリースした。

» 2007年07月02日 20時43分 公開
[ITmedia]

 NECは7月2日、ブログやSNSなどのCGM(Consumer Generated Media)に記載された情報を分析し、評価をレポートする企業向けサービス「eHyouban/マイニングサービス」を提供開始すると発表した。

 同サービスは、キーワード検索に対して広告や宣伝などのスパム記事を含む検索結果を排除し、有効なデータのみを取り出せる特長を持つ。従来の情報検索サービスは、スパム記事を含むあらゆる検索結果を表示するなど検索の精度に問題があった。また検索キーワードに関連したデータを独自で収集しデータ化する機能を持つ。例えば携帯電話端末の「N904i」をキーワード分析した場合、N904iのデータだけでなく「904iシリーズ」に関連するデータを自動で収集するという。

 サービスは3種類。「基本サービス」は、会社名や商材などのキーワードをもとに、ブログで取り上げられた頻度や意見内容について競合他社との情報比較を行う。基本サービスに追加して、改訂された評価軸を用いてレーダーチャートやマップ図などを打ち出す「拡張サービス」、時間軸をもとにCGMでの話題がどのように形成されていったのかなどを分析する「プレミアムサービス」がある。

 標準価格は、初期費用が160万円。基本サービスで3カ月契約の場合、月額費用が60万円(税抜)から。今後同社は消費財を扱う企業向けに販売を行い、3年間で100社への提供を見込むという。

 なお総務省の調べによると、2006年3月末時点でブログは約621万人、SNSは約507万人の利用者数にのぼるという。

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