デル、直流電源に対応した2Uサーバを発売

デルは、同社のx64系サーバ「PowerEdge」シリーズで直流電源に対応した「PowerEdge 2950 直流電源構成」を発売した。

» 2007年07月18日 13時40分 公開
[ITmedia]

 デルは7月18日、同社のx64系サーバ「PowerEdge」シリーズの2ソケット/2Uラック型サーバ「PowerEdge 2950」において、直流電源に対応した「PowerEdge 2950 直流電源構成」を発売した。

 データセンターのTCOにおけるサーバの発熱量や消費電力といった問題がクローズアップされる昨今だが、一般的なIT機器の多くは交流電源(AC)入力となっている。しかし、CPUの動作電源は直流のため、サーバの電源システムででは以下のように3段階の変換を行っている。

AC(商用電源)→DC(UPS内部のバッテリ給電)→AC(サーバ機器へ入力)→DC(サーバ内部で変換)


 つまり、この3段階の変換の過程で、変換ロスや発熱によって無駄な電力が消費されることになる。

 今回デルが発表したモデルは、直流対応の電源ユニットを搭載したもの。直流電源によって商用電源からの変換が1回で済むため、変換ロスや発熱量を抑えることができ、給電効率の向上に寄与するというわけだ。

 価格は42万8400円から。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

注目のテーマ