テクマトリックス、統合ログ管理プラットフォームの提供開始

テクマトリックスは、ネットワーク機器などのデバイスから収集したログを一元管理し、分析およびレポートを行うアプライアンス製品「RSA enVision」を8月1日から販売する。

» 2007年07月30日 20時40分 公開
[ITmedia]

 テクマトリックスは、企業内に分散している多種多様なデバイスから収集したログを一元管理し、分析と各種レポート作成を実現する統合ログ管理アプライアンス製品「RSA enVision」を8月1日から販売する。

 RSA enVisionは、さまざまなネットワーク/セキュリティ機器、サーバおよびアプリケーションなどから出力される多種多様なイベントログを、高速かつ高圧縮保存する専用データベース「LogSmart IPDB」で統合的に管理/分析する。加えて、各種法規制やセキュリティ事象に即した豊富なテンプレートを用いて、レポートを瞬時に自動生成する。また、独自の相関分析技術を用いて、不正アクセス監視システムやファイアウォールなどのデバイスから出力されるセキュリティイベントを関連付けし、疑わしいセキュリティインシデントの件数を減少させながら、複数デバイス間のセキュリティ状況を正確かつリアルタイムに把握することも可能。ログの収集対象となる各デバイスに専用エージェントを組み込む必要はない。

 テクマトリックスでは、RSA enVisionが収集したログの保存およびバックアップ先として利用するデータストレージ、さらにはクライアントのログ管理、操作制御を実現する製品を組み合わせ、設計、構築、運用/保守支援まで網羅した統合ログ管理プラットフォームを提供していくとしており、これまでの約1000社の顧客に向けて年間売上高5億円を見込む。

 製品ラインアップは、単一拠点向け(ログ収集、分析、管理を1台のアプライアンスに集約。最大処理件数7500イベント/秒)のESシリーズと、複数拠点向け(ログ収集、分析、管理を機能別に専用サーバで構成。最大処理件数3万イベント/秒)のLSシリーズからなる。本体価格はESシリーズで680万円から。

関連キーワード

アプライアンス | 運用管理


Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

注目のテーマ