会計ソフトの「弥生会計」と「弥生販売」に脆弱性

会計ソフトの「弥生会計」と「弥生販売」に脆弱性が発見された。ユーザー情報が暗号化されずにサーバへ送信される恐れがある。

» 2007年07月31日 13時55分 公開
[ITmedia]

 情報処理推進機構(IPA)セキュリティセンターとJPCERTコーディネーションセンター(JPCERT/CC)は7月31日、会計ソフト「弥生会計」および「弥生販売」のクイックナビゲータ機能に脆弱性が見つかったとして、JVN(Japan Vulnerability Notes)に情報を公開した。

 「弥生会計」「弥生販売」に搭載されているクイックナビゲータ機能は、ユーザーが弥生のサーバと通信する際にユーザー認証を行う。今回の脆弱性では、ユーザーの登録番号と電話番号情報が暗号化されずにサーバへ送信される恐れがあり、ユーザー情報の漏えいや攻撃者がユーザーになりすましてログインする可能性があるという。

 影響があるのは、「弥生会計」(やよいの青色申告を含む)が05、06、07シリーズの各製品(07シリーズのR2「新減価償却対応版」を除く)、「弥生販売」が06、07シリーズの各製品(07シリーズはバージョン10.0.1のみ)。

 最新バージョン製品の「弥生会計(やよいの青色申告)07 R2シリーズ(Version13.0.1)」および「弥生販売07シリーズ(Version10.0.2)」にアップグレードすればこの問題を回避できる。また、開発元の弥生ではクイックナビゲータ機能に登録されているユーザー情報の削除もしくはクイックナビゲータ機能の停止も併せて呼びかけている。

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