マクニカネットワークス、PC Xサーバの最新版を発表

マクニカネットワークスは、加Hummingbird社のPC Xサーバソフトウェア「Exceed onDemand 6J」の販売を開始した。

» 2007年07月31日 15時33分 公開
[ITmedia]

 マクニカネットワークスは7月31日、加Hummingbird社のPC Xサーバソフトウェア「Exceed onDemand 6J」の販売を開始した。同社は、Hummingbird社からExceed onDemand のソースコードの開示を受け、日本語版の開発を行っている。

 Exceed onDemandは、WindowsのPC画面上でUNIXのXウインドウ画面を開くことを可能にするシンクライアントモデルのPC Xサーバソフトウェア。X11を圧縮した独自プロトコル「Thin X Protocol」を用い、帯域幅の使用量を大幅に抑えつつ、通信経路はOpenSSH 4.4、OpenSSL 0.9.7.1を用いて暗号化し、高速かつ安全な環境を提供する。

 また、Xセッションの一時中断、回復(サスペンド)機能を備え、ネットワークが不安定な無線LAN環境下や、ネットワーク障害時などでも、それらに影響されないX環境を利用できる。

 最新バージョンでは、最新のX11プロトコルであるX11 R7.1へ準拠したほか、クライアント環境としてWindows VistaとLinuxデスクトップ環境をサポートした。また、通信に使用するポートを1つに統一するなど管理面の向上を図っている。

Windows Vistaにも対応した(写真はマクニカネットワークスのWebサイトから)

 価格は1ユーザーあたり7万1400円。初期導入時の最低販売ライセンス数は5ユーザー以上となる。ユーザーライセンス以外には、フローティング(同時接続)ライセンスのほか、9月末日までの期間限定で1ライセンスから購入可能なシングルパックライセンスが用意されている。

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