スポーツから政治まで――“責任”はいろいろオルタナブログ通信(2/3 ページ)

» 2007年08月11日 15時23分 公開
[森川拓男,ITmedia]
8月2日〜8月8日を最新としたオルタナティブ・ブログのステータス

 このグラフは、8月2日〜8月8日を「8月1週」として、オルタナティブ・ブログの「見える化」を行ったものである。それぞれ開始日を基準にして、8週間分のデータをグラフ化しているので見ていただきたい。

 今週は、およそ2カ月ぶりに投稿されたブログ数が61(前回比+4)と60台になった。グラフを見ると、先々週から右肩上がりになっているのが分かる。投稿されたエントリー数も、先々週と比べると少ないが、先週より+2の164だ。これは、4つ以上投稿されたブログが18(前回比+1)、1つのみの投稿が14(前回比−11)となっていることも要因のようだ。つまり、2〜3つの投稿があったブログが少なからずあったことを示している。

 オルタナティブ・ブログでは、筆者が本通信を開始するよりも前から、吉川日出行氏「ナレッジ!?情報共有・・・永遠の課題への挑戦」において、「[定点観測]実名ブログ界の動向」が定期的に投稿されている。8月3日には、[定点観測]実名ブログ界の動向 2007年7月版が投稿されたが、今回はオルタナティブ・ブログに絞った分析をしていて興味深かった。ぜひ読んでいただきたいと思う。この分析が当たっているか否かは、今後の動向を見ていく上で注目すべき点かもしれない。

 また、このエントリーを受けて、酒井秀夫氏「アセンディア酒井の大分・福岡・東京の三都?往復日記」「実名ブログ界の動向」をみて驚いた!が、林雅之氏「『ビジネス2.0』の視点」【ITmedia オルタナティブ・ブログ】新規参加ブロガーにとってトップ30ブロガーへのハードルは高いのか?が投稿されている。

 これはあくまでもオルタナティブ・ブログに限った内容ではあるが、一般のブログにも当てはまる部分がある。なぜ、投稿数が減るのか? 逆になぜ大量投稿が続けられるのか? ブログを書いている読者は、ぜひ自分自身に当てはめて考えてみると、面白い発見があるかもしれない。

 それでは今週のオルタナティブ・ブログでは、ほかにどのようなな話題が発信されたのか、幾つか見ていこう。

ネットサービスのビジネスモデルとは?

 ニフティといえば、いまやISPの代表格であり、ココログを始めとしたネットサービスを提供するメジャー企業であることに異論の余地はない。しかし、最初に@Niftyの前身NIFTY-Serveのアカウントを取得してから13年になる筆者からすると、パソコン通信サービスだった時代のイメージが何となく残っている。@Niftyへと衣更えしたいまでも、サービス会員になっているのは惰性の部分があるだろうか。

 そのような筆者からすると、加藤恭子氏「きょこ コーリング」に投稿されたビジネスモデルがいまいちわからないーニフティに共感するところがあったのは言うまでもない。

 最近のニフティには、広告収入を増やすべく無料ユーザーを獲得したいためか、従来からの有料ユーザーとは異なる層を意識しだしているように見える。もちろん、そのようなことはないと信じているが、1ユーザーとして感じたことを率直に言えばそうなってしまう。

 そうとはいえ、これからのネットサービスは、ISPをメインとして考えていくのは難しいのが事実だろう。するとここでどういうサービス、そしてビジネスモデルを考えていくのか。その中で、ニフティが迷走気味に見えるのは、従来の有料ユーザーだけなのか。今後、ニフティも含めたISPサービス業者の動向に注目したい。

もはやケータイは電話ではない?

 携帯電話がケータイと呼ばれて久しい――なぜ携帯電話から「電話」が抜けたのかといえば、もはやケータイが電話ではなくなっているからに相違ないだろう。

 すでに、岩永慎一氏「THE SHOW MUST GO ON」に投稿された「ケータイ電話は携帯するけれど通話は殆どしない」は驚くようなこと?のようなユーザーが大半になっているのが現状なのだ。

 ケータイに電話機能が付いているのは当然として、メール、Webブラウザ、デジタルカメラ、着メロ、着うた、電子ブックなどなど……いまではワンセグテレビにラジオが聴けるものすらある。

 いったいどこまでケータイは複合機として進化していくのか。一ユーザーとして楽しみではあるが、やはり電話そのものの品質を向上させてほしいと思うところだ。

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