Genuine Advantage障害の原因は人為ミス、MSが説明

本番サーバに誤って試作コードを送ってしまったことが、Windows Genuine Advantageサービス障害のきっかけだった。

» 2007年08月30日 14時38分 公開
[ITmedia]

 MicrosoftがWindows Genuine Advantage(WGA)で起きたサービス障害について、人為ミスが原因だったことを明らかにした。

 WGAはWindowsソフトが正規のものかどうかを判別するサービス。8月24日に同サービスに障害が起き、ユーザーがWindows Vistaの認証に失敗する問題が起きた。この問題は翌25日に修正された。

 Microsoftはこの障害の原因について、本番サーバに誤って試作コードを送ってしまった人為ミスがきっかけだったと説明している。このため、本番サーバが本来承認するべきアクティベーション・認証要求を拒否した。

 さらに、同社は30分以内にアクティベーションの問題を解決したものの、本番サーバを元の状態に戻した後も認証サービスへの影響が続いた。同社はこの対処でアクティベーションと認証の両方の問題が解決すると見込んでいたが、適切な監視ができておらず、意図した通りに問題が修正されたかを確認していなかったという。

 Microsoftは対策として、監視機能を改良して、このような事態が発生した場合にもっと早期に警告が出るようにするなどの変更を加えたとしている。また、本番サーバを変更する前のチェックポイントを増やすなどの変更にも取り組んでいるという。

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