Windowsソフトが正規のものかどうかを判別するMicrosoftの「Windows Genuine Advantage」サービスに障害が発生し、Windows Vistaなどの認証が一時的に処理できなくなった。Microsoftによると、サービスは既に復旧済みだという。
同社Windows Genuine Advantageのブログに27日付で掲載された情報によると、認証サービスに障害が起きたのは米国時間の24日午後。Microsoftのフォーラムやサポートサービスには、Windows Vistaの認証に失敗したという問い合わせが相次いだ。しかし、翌25日には問題の分析を済ませて解決し、認証が適切に処理されるようになったという。
影響を受けたシステムは世界で1万2000台以下で、その多くは既に再認証を済ませているとしながらも、Microsoftはこれを教訓として、再発防止に努めると表明している。
Windows Vistaでは、認証を受けないと利用できないWindows Aero、ReadyBoost、Windows Defender、Windows Updateなどの機能が影響を受けたが、今回の障害が原因で30日の猶予期間が終了し、制限機能モードに入ってしまったユーザーはいないとMicrosoftは説明。再認証を受ければこれらの機能も平常に戻り、認証失敗を告げるデスクトップメッセージも消えるとしている。
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