シスコのインフラ仮想化ソリューションでiDCのコスト削減――テック・インデックス

データセンター事業などを手がけるテック・インデックスがCatalyst 6500を導入、ネットワークインフラ仮想化機能を利用して運用コスト削減に成功した。

» 2007年08月31日 18時40分 公開
[ITmedia]

 シスコシステムズは8月31日、モバイルビジネス向けのシステム開発やデータセンター事業を展開するテック・インデックスに、LANスイッチ「Catalyst 6500」の仮想化ソリューションを導入したと発表した。データセンターのネットワークインフラのリソースを仮想化し、機器コストの削減や顧客のサービス品質改善を実現したという。

 テック・インデックスでは、これまでホスティングユーザーごとに導入していたルータやスイッチ、ファイアウォール、ロードバランサ(負荷分散装置)の機能を、コアスイッチとして導入したCatalyst 6500シリーズ用のモジュールとして実行。仮想的にそれらのリソースを各サーバやアプリケーションに割り当てることで、機器の導入コストを削減したり生産性を向上させることが可能になった。Catalyst導入前は、増え続ける機器の構成や運用管理、障害対応、電力コストなどで課題を抱えていた。

 テック・インデックスは仮想化ソリューションの導入効果として、急激なトラフィック増に動的リソース配分で対応できることによるネットワークサービス品質の向上や機器のTCO削減、仮想化技術を利用しての新サービス開発が実現した点などを挙げている。

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