入社までに「浮気」はさせない ≪前編≫有能社員をとらえよ、手放すな! デキる逸材の「獲得術」(2/2 ページ)

» 2007年09月03日 06時00分 公開
[アイティセレクト編集部]
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 2005年夏に始めた内定者SNSは、2006年春に採用する新卒者向け。「東京、大阪を中心に全国にいる内定者(35人)を束ねて、まとめてフォローするのはなかなか難しい」(人材開発室の箱崎修一氏)という状況があった。そこでSNSを活用することになった。

“仲”に入るのに神経を使う

 2006年入社組に用意されたSNSの参加者は、35人に箱崎氏と人材開発室のもう一人を加えただけ。基本的に内定者同士のやり取りの場として設けたため、箱崎氏らからの「発信」は、入社までに必要な連絡事項だけに限るようにした。

 「SNS設置の目的は、内定者間の交流促進と会社側からの連絡手段として活用すること。内定者同士のやり取りには、極力入らないようにした」(箱崎氏)

 とはいえ、SNSを「生きた」まま保ち続ける必要があるため、箱崎氏は毎日ログインし、全員の書き込みに目を通した。そして、満遍なくコメントを加えた。「その加減は難しかった」と箱崎氏は苦笑いする(「月刊アイティセレクト」10月号の特集「有能社員をとらえよ、手放すな! デキる逸材の『獲得術』」より。ウェブ用に再編集した)。

〔後編は7日に掲載予定〕

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