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» 2007年09月26日 10時31分 公開

ロボティクスと人工知能に期待するAppleの共同創業者

スティーブ・ウォズニアック氏は、ロボティクス分野に関心を抱いており、ユーザーによる簡単なプログラミングで特定の作業を実行させることができるロボットがいつか登場するのを期待している。

[Michael Vizard,eWEEK]
eWEEK

 Appleの共同創業者のスティーブ・ウォズニアック氏によると、最近、同氏の想像力をかき立てている新興技術の1つがロボティクスであり、この種のシステムに人工知能がどのように応用されるかに関心を抱いているという。

 ウォズニアック氏は、ロボティクス分野では、特定機能を実行するよう事前にプログラムされたシステムの開発にだけ重点が置かれるのではなく、PC時代の先例にならい、将来、ユーザーによる簡単なプログラミングで特定の作業を実行させることができるロボットが開発されることを望んでいるという。

 「人々が求めているのは、単純な作業を大量に処理するシステムではなく、人工知能を備えた便利なシステムだ」とウォズニアック氏は語る。

 ConnectWise主催のイベントで講演を行ったウォズニアック氏は、「1Tバイトものメモリを搭載したチップが登場してシステムにディスクドライブが必要でなくなる時代、また、ディスプレイが自由に曲げられ、何にでも組み込めるようになる時代が来るのを期待している」と語った。ConnectWiseは、業務効率を改善するためのITサービスを提供している企業。

 「わたしが個人的に欲しいと思うのは、Google Mapsが動作する地球の形をしたディスプレイだ」とウォズニアック氏は述べた。

 パーソナルコンピュータ時代到来における立て役者の一人であるウォズニアック氏は、新たに登場しつつあるSaaS(Software as a Service)アーキテクチャの熱烈な支持者でもある。ユーザーにとって管理が容易になるというのが理由だ。

 「わたしはGoogle Calendarに乗り換えた。アプリケーションやOSの不調に対処するのにうんざりしたからだ」とウォズニアック氏は語った。

 「しかしメモリとディスクストレージが安価のままであれば、今後もローカルコンピューティングリソースに対する需要は存在するだろう」と同氏は付け加えた。このため、ユーザーは、両方のコンピューティングモデルが融合した時代を生きることになると予想されるという。

 さらにウォズニアック氏によると、同氏は技術者として、光技術を採用したプロセッサの登場に期待しているという。この技術は大量の処理能力を提供する可能性があり、従来のプロセッサアーキテクチャにおける発熱という制約要因に対処しなくても次世代の人工知能の推進が可能になるからだ。

 Appleのもう一人の共同創業者であるスティーブ・ジョブズ氏について、「業界の偶像である2人は現在、良い友人だが、特に親しい間柄ではない」とウォズニアック氏は語った。

 「われわれは異なる道を選んだ。スティーブがほかの人々と仕事をしていることについては、いろいろなことが言われているが、彼はいつもわたしに敬意を払ってくれている」(同氏)

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