住友電工、Web2.0対応の全文検索エンジンを発表

住友電工は、全文検索エンジンの最新版「QuickSolution Ver.6.0」を発表した。Web API追加などでWeb2.0に対応した検索機能を強化した。

» 2007年10月16日 17時44分 公開
[ITmedia]

 住友電工情報システム(住友電工)は10月16日、類似情報検索エンジンの最新版「QuickSolution Ver.6.0」を販売開始した。Web2.0対応の機能を強化した。

 同エンジンは、大容量データに対応した高速全文検索エンジン。1台のPCサーバで1Tバイトデータに対応し、10Gバイト(約1000万件)のデータを0.1秒で検索する。Wordなどの一般文書に加えRDBやXMLデータベースも検索でき、日本語、英語、中国語、韓国語に対応する。インデックスの差分更新で連続的に運用できるほか、キーワード抽出、関連語抽出、クラスタリング機能などの分析機能が搭載される。

「QuickSolution」検索画面イメージ 「QuickSolution」検索画面イメージ(同社資料から)

 最新版では、REST形式のWeb APIを追加した。さまざまなプログラミング言語による検索システムの構築が可能となり、従来と比べカスタマイズの幅が広がった。テキストを一定の文字数単位で分解するN-gram方式に加え、形態素解析の併用によって検索精度が向上したほか、インデックス管理機能、検索結果の可視化機能などが強化された。

 本体標準価格は、80万円〜500万円。企業内検索ソフト「QuickSolution Portal」と合わせ年間6億円の売り上げを見込んでいる。

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