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» 2007年10月16日 20時42分 公開

ロングテール収益化のカギは“検索”にあり――ファスト、サーチ製品新版

ファスト サーチ&トランスファは、レコメンデーション機能を搭載したeコマースサーチソリューションを日本市場に投入。ユーザーの“未知”のニーズを収益に結び付ける検索技術が取り入れられている。

[藤村能光,ITmedia]

 ファスト サーチ&トランスファは10月16日、eコマース向けのサーチソリューション「FAST ImPulse」にレコメンデーション機能を追加した新製品「FAST Recommendation」を日本市場向けに発表した。

 FAST Recommendationは、商品の検索や閲覧、購買といったユーザーの行動履歴を分析し、年齢/性別などのユーザー情報と合わせた個人プロファイルを作成し、ユーザーが実際にやりとりした商品とプロファイルを関連付け、各ユーザーに興味がありそうな情報を選択して表示(レコメンデーション)する機能を持つ。

 一般的に、eコマースでは検索した商品に関連したレコメンデーションを表示するのみにとどまっていたが、FAST Recommendationはユーザーのプロファイルにひも付いた商品を紹介できるのが強み。

 さらに、商品について同じような嗜好を持つユーザーの情報を分析し、関連する商品を表示することもできる。キーワード検索では探しだせなかった“潜在的なニーズ”を掘り起こす役割を果たす。

image ユーザーの行動履歴に応じたレコメンデーションをリアルタイムで表示する

 「ECサイトでは、コンテンツなどの情報が膨大にあるため、ユーザーは、自分が欲しい情報を探し出すためのヘルプを、そしてニーズを満たすためのレコメンデーションを求めている」――同社ビジネスデベロップメント担当バイスプレジデント兼ワールドワイドメディアソリューションズ部門ジェネラルマネジャーのペリー・ソロモン氏は、EC(電子商取引)ビジネスの収益化に必要なポイントを語った。

image 「ユーザーが求めている既知の情報だけでなく、ユーザーが知らなかった未知の情報が必要」とソロモン氏

 ユーザーが求めている既知の情報を見つけることが従来の検索の意義だった。一方レコメンデーションは、ユーザーにとって未知の情報を探し出すという考えに基づいている。これら2つを高い精度で提供することで、ユーザーの検索におけるニーズは満たされるという考えだ。

 「検索は誰にとってもよく知られたものを探し出す、レコメンデーションはよく知られていないロングテール部分を探す。これらの組み合わせで、セールスコンバージョン(総訪問者に対する購入客率)やWebサイトの滞留時間、リピーターの増加につながる」(同氏)。

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