SAPジャパンは、プロジェクトのグループ化や評価項目の設定、承認プロセスの定義が簡単にできるプロジェクト管理ソフトウェアの最新版を発表した。
SAPジャパンは10月16日、並行して進行する開発や投資プロジェクトを一元管理するソフトウェアの新バージョン「SAP xApp Resource and Portfolio Managemen 4.0」(SAP xRPM 4.0)の日本語版を提供開始すると発表した。
経営者は、新製品の開発や市場投入の際に、投資額やプロジェクトの優先順位を見極め、リソースの配分や進ちょくを管理した上で経営判断をしなければならない。多くのプロジェクトを抱える企業は、評価基準やプロセスのあいまいさ、海外進出によるシステムの分散といったことから、情報の一元管理が難しくなっている。
SAP xRPMは統合プラットフォーム「SAP NetWeaver」を基盤に稼働するアプリケーションの1つで、プロジェクト管理や財務/リソース計画など複数の指標を扱う。
新バージョンでは、プロジェクトのグループ化/階層化や評価項目の設定、承認プロセスの定義が簡単にできるようになった。収益性や戦略性、リスクの見極めといった評価項目が拡大した。「SAP ERP」など既存のプロジェクト管理システムとの連携もできるなど、多面的にプロジェクトを管理できるのが特徴。
医薬、ハイテク、消費財、電力業界などで運用が見込まれる。
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