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» 2007年10月19日 19時18分 公開

“案外不確か”な「群衆の叡智」を語り尽くすシンポジウム

次代のソフトウェア産業の革新はノウハウの“囲い込み”によってなし得るのか、それとも“共有”によってなし得るのかなし得るのか。“群衆の叡智”が有効に働くコンセプトを明確しようとするシンポジウムが11月1日に開催される。

[ITmedia]

 かつて、人という個体とひも付いた形で存在していた「知恵」は、今やネットワーク上にとけ込み、「群衆の叡智」などの言葉で呼ばれるようになったことは、ジェームス・スロウィッキー著『みんなの意見は案外正しい(Wisdom Of Crowds)』や梅田望夫氏の言葉を持ち出すまでもなく、多くの方が感じているとおりだ。

 「群衆の叡智」が次代のソフトウェア産業に革新をもたらすことは、論を待たないところだが、一方で、それを引き出して結集し、新たなノウハウ/製品として社会に送り出す仕組みが希少であることもまた事実である。そうした事実は「Web2.0は何も生み出していない」などという言葉で語られることもある。

 そんな今世紀最初の大命題の現状と将来について、“群衆の叡智”が有効に働くコンセプトを明確にせんとするシンポジウムが11月1日に東京・丸の内で開催される。

 自らも「コードなにがし」という群衆の叡智をまとめんとするサイトを手掛けるテックスタイルグループが主催する「群衆の叡智サミット 2007」がそれだ。

 3つのセッションに分けられた同シンポジウム。そもそも群衆の叡智とは何か、ただの“意見”はどのようにして叡智へと変わるのかを解き明かすもの。群衆の叡智の代表例とも言われるオープンソースソフトウェアコミュニティーは今後も社会のインフルエンサであり続けるのかを考えるもの。さらに群衆の叡智を意思決定に応用できないかを具体的な実例を交えて紹介するもので構成されている。

 小飼弾氏や高木浩光氏などをはじめ、日本IBMの上條利彦氏、Microsoftの楠正憲氏、Mozilla Japanの瀧田佐登子氏、オウケイウェイヴの兼元謙任氏、ジャーナリストの林信行氏など、産・官・学の各分野で活躍する第一人者が一堂に会すこの場所で、どんな化学反応が起こるのか。

 著名なパネラーが集う同シンポジウムでは、そのテーマになぞらえて興味深い取り組みも予定されている。当日、会場では、ある質問に対して、それらのパネラーと、会場の聴衆の総意では、どちらが正解に近いかという、群衆の叡智を体感的に理解できそうな催しも予定されている。TV番組「ミリオネア」で言うところの「オーディエンス」ができるシステムが用いられるようで、携帯電話があれば簡単に参加できるようだ。当日参加される方は携帯電話を忘れずに。

 参加申し込みはこちらで受け付けている。

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