NTTソフト、外部からの電波干渉を回避するモバイルセントレックスを発売

NTTソフトウェアは、外部からの電波干渉に対応したモバイルセントレックス製品「ProgOffice」の新バージョンを発売する。

» 2007年10月30日 19時34分 公開
[ITmedia]

 NTTソフトウェアは、外部からの電波干渉を回避する機能を新たに搭載したモバイルセントレックス製品「ProgOffice」の最新バージョンを11月1日に発売する。製品出荷は2008年2月から。

 ProgOfficeは、IP-PBXのオープンソースソフトウェア「Asterisk」をベースに開発した中堅企業向けのIP内線電話システム。通常のIP固定電話機だけでなく、携帯電話/無線LANデュアルモードのモバイル電話端末を収容できるのが特徴となっている。

 新バージョンは、独自開発の無線制御技術を用いて、近隣のコンビニエンスストアの電子レンジや、隣接するオフィスの無線LANなど外部から発せられる電波の干渉を自動的に回避する。ProgOfficeからアクセスポイントの電波状態を常時監視し、なるべく干渉の影響が少ないアクセスポイントと音声端末を接続させるようにして、通話品質を確保する。

alt 外部電波のアクセスポイントへの干渉状況や接続している端末に状況を可視化できる

 また、監視内容をログとして保存するため、異常時のデータ解析が行える。付属のリポーティングツールで視覚的な分析リポートを作成でき、社内の無線LAN網の改善に利用できるようになるという。導入価格は応相談で、既存のユーザー企業へは有償でのアップグレードを検討中。同社では2008年度に8億円の売り上げを見込む。

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