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» 2007年11月13日 06時00分 公開

モバイルサイト活用術:“オススメ”提案で訪問者の御用達サイトになろう (1/2)

提供できる情報量が限られるモバイルサイト。サイト訪問者を定着させるには、訪問者ごとに適した情報を見せる工夫が求められる。

[國谷武史,ITmedia]

本記事の関連コンテンツは、オンライン・ムックPlus「モバイルサイト活用術」でご覧になれます。


 インターネットを利用したマーケティング手法の1つである「リコメンデーション」手法は、AmazonなどECサイトを中心に数多く導入され、おなじみの存在となりつつある。「ほかの人はこんな商品も注目しています」というメッセージで関連商品が提示されるのが代表的な例だ。

 リコメンデーション手法では、サイト訪問者の属性や行動履歴などのデータから、訪問者の嗜好性を分析・推測し、訪問者ごとやグループ単位で最適化した情報を提案する。特に会員制サービスのサイトでは、会員が登録した個人情報から1人ひとりに合わせた情報を提供できるため、会員の満足度を高める手法として不可欠な存在になりつつある。

 データマイニングサービスを提供するブレインワークスの中山宗央氏は、「モバイルサイトこそリコメンデーション手法の導入が必要になる」と話す。同氏によれば、モバイルサイトでは訪問者へ提供可能な情報量が限られ、また、サイト滞在時間が短く離脱率も高い。「少ない情報量で訪問者の滞在時間とページビューを獲得するには、訴求力のあるコンテンツ表示を行うことが必須条件になる」という。

モバイルサイトに付きまとう制約

 リコメンデーションに必要なデータの1つとなるサイト訪問者の行動履歴は、PCサイトの場合ではCookieを利用することが多く、携帯電話では端末ID(製造者名や機種名、製造番号など)を用いるのが一般的だ。特に携帯電話は、ユーザー1人ひとりが所有するデバイスという特徴から、家族などのグループ単位で所有されることの多いPCに比べて、個人単位での行動履歴を収集しやすいメリットがある。

 また、PCでは目的のサイトにたどり着くために検索サービスが利用されることが多いが、携帯電話ではQRコードやGPS、電子クーポン、ワンセグ、電子マネーなど、幅広い窓口が存在している。「常にユーザーの手元に置かれるメディアとして、リアルな行動履歴や嗜好、属性などの情報を収集しやすく、リコメンデーション情報までの到達経路も短い」(中山氏)

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