ユビキタスら3社、無線LANソリューションを共同開発

無線LAN事業拡大を目指し業務提携したユビキタスら3社は、協業の第1弾として組み込みシステム向けの無線LANソリューションを発表した。

» 2007年11月14日 16時01分 公開
[ITmedia]

 ユビキタス、キーストリームおよびルネサンス テクノロジは11月14日、組み込みシステム向けの無線LANソリューションで協業した。

 同ソリューションは、ユビキタスの無線LAN通信用ソフトウェア「UbiquitousAIR NOE」と、無線通信の標準規格となるIEEE802.11b/gに対応したMAC/ベースバンドプロセッサ「KS7010」を組み合わせたもの。販売はルネサンスが担当しモバイル分野や自動車分野などに提供していく。

発表された無線LANソリューションの構成図 発表された無線LANソリューションの構成図

 ネットワークプロトコルがKS7010上で実行されるため、ホストシステムの性能に依存せず無線通信が可能になるほか、ファイル転送やメール送受信などの機能をモジュールに標準搭載しており短期間でネットワークアプリケーションが構築できるのが特徴だ。

 セキュリティ面では、暗号規格であるWPAや暗号化プロトコルのSSLを採用する。

 3社は今後も無線LANソリューション分野で業務提携を続ける。

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