サン、「Solaris Community for Business」を発足

32社が集ったSolaris 10 x86版のビジネス利用者コミュニティー「Solaris Community for Business」が発足した。

» 2007年11月27日 17時55分 公開
[ITmedia]

 サン・マイクロシステムズは11月27日、Solaris on x86(Solaris OS x86/x64版)関連のビジネスを手掛けるシステムインテグレーター、ISV/IHVなど32社を巻き込んだコミュニティー「Solaris Community for Business」の発足を発表した。

 Solaris 10の登録ライセンス数は2007年9月末現在、全世界で1000万を越え、そのうちの約3分の2がSolaris on x86。また、HCL(Hardware Compatibility List)に11月22日時点で登録されているSolaris 10対応のハードウェアプラットフォーム944件のうち、862件がx86/x64プラットフォームであるなど、Solaris on x86は着実に歩みを進めている。日本国内でもこの流れを推進するのが今回の狙い。

 参加企業には、伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)、NTTデータ、新日鉄ソリューションズ、東芝ソリューションなどをはじめとするシステムインテグレーター、インテルや日本AMDなどのCPUベンダー、日本オラクル、日本BEAシステムズ、シマンテック、ゼンド・ジャパン、シックス・アパートなどのISVが名を連ねている。

 コミュニティーの主な活動としては、Solaris on x86およびその開発技術のプロモーション、メンバー企業間でのシステム開発技術の確立とノウハウの共有のほか、日本市場のニーズに適合したISV製品の選出と、そのSolaris on x86版のリリースをISV各社に要請していくことなどが掲げられており、今回参加していないISVなどの参加も見込まれる。

 また、今後のコミュニティーの方向性としては、エンドユーザーやデベロッパー、学生層などにも対象を拡大していくことを検討しているという。

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