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» 2007年11月27日 18時21分 公開

HP、IT管理分野での優位性をアピール (1/2)

Hewlett-Packardは「Software Universe」ショウで、IT管理ソフトウェア分野における同社の優位を強調する考えだ。

[Paula Musich,eWEEK]
eWEEK

 Opswareを手中に収めたHewlett-Packard(HP)は、スペインのバルセロナで11月27日から開催される同社の「HP Software Universe」ユーザーカンファレンスにおいて、大手IT管理ソフトウェアプロバイダーとしての優位性を強調する考えだ。

 HPはIT運用の新戦略を同イベントで発表する。これは、HP OpenView、Peregrine、Mercury、Opswareの各製品スイートを「HP Automated Operations 1.0」というブランドに統合するというもの。

 新戦略の狙いは、IT運用を高度に自動化することによって、コストを削減し、業務サービスの管理のライフサイクル全体に対応することであるが、統合に向けた本格的な取り組みはこれからという段階だ。

 HPは今回のカンファレンスにおけるOpsware製品の発表の一環として、このデータセンター自動化スイートを「HP Business Service Automation」(BSA)というブランドに変更し、これまで「Radia」と呼ばれてきたクライアント構成管理製品を新スイートに統合した。

 さらにHPは、サービスデスク製品のメジャーアップグレードも発表する。新バージョン「Service Manager 7.0」は、Peregrine Service CenterとOpenView Service Deskを合理化する。Service Centerアーキテクチャをベースとする同製品は、両製品ラインを統合し、改善されたプロセスを通じてITをサービスとして管理するというコンセプトをヘルプデスクに提供する。

 HPの製品担当ディレクター、マット・シュビマー氏は、「サービスライフサイクル管理は重要なフォーカスだ。これは、サービスをコンセプトから墓場まで管理するというもの。必要なサービス、そしてそのサービスに関連したSLA(Service Level Agreement)を定義し、ITIL(Information Technology Infrastructure Library)を利用してサービスを管理するのである」と説明する。

 Gartnerのアナリスト、ロニー・コルビル氏は、「これは統合に向けた道筋の発表である。これから登場する製品は、Peregrineならびに同社の買収以来18カ月間にわたってHPが約束してきた取り組みに関連したものであるはずだ」と話す。

 HP Service Manager 7.0は、個々のプロセスをコンポーネントレベルではなくサービスレベルで管理する。サービスの表示・測定用の共通フレームワークとしては、HPがMercuryの買収で取得したConfiguration Management Database(CMDB)を使用する。

 HPはSLAデータを自社のBusiness Availability Center製品と共有するために、uCMDBをService Manager 7.0に統合した。「連携ハブとしての役割を果たすuCMDBの中でサービスが定義される。ユーザーの既存資産の活用を支援するために、数多くの連携が実現されている」とシュビマー氏は話す。

 HPは合理化に向けた取り組みの一環としてuCMDBで標準化し、旧Opswareスイートに含まれるCMDBを新しいBSAスイートの基本レポーティングエンジンにした。

 HPのこういった迅速な意思決定を称賛するアナリストもいる。Forrester Researchのアナリスト、ジーンピア・ガーバニ氏は、「HPがPeregrineをService Deskに組み込む、あるいはその逆にする方法を決めるのに2年かかったのに対して、Opswareを組み込む方法を決めるのに3カ月しかかからなかったという事実を見れば、彼らは戦略的な意思決定を行うのが非常に迅速になったと言える」と話す。

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