国内PCサーバ市場は伸び悩み

国内PCサーバ市場の2007年度上期(4-9月)の出荷台数は対前年比5.0%のマイナスとなった。中堅・中小企業を対象にしたIT調査会社ノークリサーチが12月6日、主要メーカーに調査した結果を発表した。

» 2007年12月07日 14時58分 公開
[ITmedia]

 国内PCサーバ市場の2007年度上期(4-9月)の出荷台数は対前年比5.0%のマイナスとなった。中堅・中小企業を対象にしたIT調査会社ノークリサーチが12月6日、主要メーカーに調査した結果を発表した。出荷台数は対前年比5.0%減の25万6700台。金額は対前年比で5.7%増え、1452億円となった。

 2006年上期のような大口案件が少なかったことが原因の一つ。内部統制強化のため、既設サーバのセキュリティ強化などに投資が向き、新規の需要が抑えられたことも響いた。

 ノークリサーチは、経済産業省発表の設備投資指数が2期(4‐6月および7‐9月)連続でマイナス基調であることなどを理由に、PCサーバ市場の景気が減速傾向にあるとしている。

 調査は、NEC、富士通、デル、日本IBM、日本HP、日立製作所などの主要メーカーを対象に、2007年11月に実施した。

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