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» 2007年12月27日 16時51分 公開

オルタナブログ通信:ネット界のイタチごっこ――スパム対策で最も困るのは優良企業? (1/2)

先ごろ発表されたように、今年の世相を表す漢字は“偽”。ネットでは、あらゆる偽装を施したスパムメールが横行し、ブログでもコメントやトラバにスパムが多いままだ。オルタナティブ・ブロガーたちは、そんなIT関連ネタからメモ帳、ひこにゃん、新書本などの話題にまで、独自の観点から迫っていく。

[森川拓男,ITmedia]

今年の漢字を考える

 1995年の「震」で始まったのが、毎年12月12日の「漢字の日」に発表される「今年の漢字」である。

 日本漢字能力検定協会が、その年をイメージする漢字一文字を公募し、その中で最も応募の多かった一文字を、一年の世相を表す漢字として選定。毎年「漢字の日」に、京都の清水寺で発表される。

 全国からの応募総数9万816人中、1万6550人という圧倒的大差で選定された今年を象徴する漢字は、「偽」だった。2位となった「食」が2444人だったことを考えても、圧倒的大差が付いたことが分かる。3位以下も、「嘘」「疑」「謝」……と、やはり、2007年は特に目立った食関連の偽装問題が頭をよぎった人が多いということだろうか。さらに「偽」は食に留まらず、政治、行政、耐震強度、スポーツ、英会話学校……などなど。

 これらを受けて、来年こそは「看板に偽りなし」の安心できる社会になってほしい、という思いから、「偽」の字が選ばれたという。

 オルタナティブ・ブログでも、今年の漢字についてのエントリーが投稿された。

 大木豊成氏「走れ!プロジェクトマネージャー!」ではグローバルに偽りと、今年の漢字を考えるの2つが。特に、今年の漢字を考えるでは、今回選ばれた「偽」という字は、日本人として寂しすぎるということで、自分にとっての今年の漢字を考えてみようと提唱している。

 山口陽平氏「一般システムエンジニアの刻苦勉励」今年の漢字は”偽”も、何か明るい感じにできないかということで投稿されたもの。

 読者の皆さんにとっての今年の漢字は、何だろうか。いまいちど考えてみるとよいかもしれない。

「YouTube」よりも「ニコニコ動画」

 150組のオルタナティブ・ブロガーが、ITにまつわる話題などを独自の視点から発信しているITmediaのビジネス・ブログメディアが、「オルタナティブ・ブログ」だ。この「オルタナティブ・ブログ」に投稿されるエントリーの中から幾つかをピックアップ、読者へナビゲーションする目的で連載しているのが「オルタナブログ通信」である。

 今回は12月13日〜12月19日に投稿された180余りのエントリーの中から、冒頭で触れた「今年の漢字」のほか、「メモ」「スパム対策」「コメントチェッカー」「ひこにゃん」などといったキーワードに注目した。

 これらのキーワードを軸に、オルタナティブ・ブログに投稿された各エントリーの中から、筆者の視点でピックアップさせていただいた。読者が「オルタナティブ・ブログ」を読む際の参考にしてほしい。

12月13日〜12月19日を最新としたオルタナティブ・ブログのステータス

 上のデータは、12月13日〜12月19日を「12月2週」としてオルタナティブ・ブログの「見える化(可視化)」を行ったものだ。過去8週間分の投稿数データをグラフ化してあるので参考にしてほしい。

 今回は、前回に引き続いて投稿数が微減している。それも、すべての数値が右肩下がり気味なのが特徴だ。そうとはいえ年末の忙しい時期とも考えられるため、仕事納め以降、年末年始の様子も見ていきたい。

 ここで、12月10日〜12月16日の週間アクセスランキングから注目点を紹介したい。

 前回に続き、1位にランクインしたのは時事ネタでも、IT関連ネタでもないファミレスであっても最低限のマナーは守って欲しい(IT業界のマーケティングを問う)だった。やはり、年末年始が近いことから、時節柄エントリーが読者の興味を惹いたということだろうか。

 時節柄ということでは、4位にIT技術者たちが待ち望むクリスマスプレゼントとは?(e-Day)がランクイン。

 相変わらず強い著作権絡みのエントリーJASRAC許諾サイトのアフィリエイトについて(栗原潔のテクノロジー時評Ver2)が3位に、JASRACから督促が来た件について(栗原潔のテクノロジー時評Ver2)が10位に入っていた。

 そしてベスト10内の大半を占めたキーワードが、「初音ミク」と「ニコニコ動画」関連エントリー。2位の1年経ったニコニコ動画(IT's my business)を皮切りに、5位にNHK、再びみっくみくに(CloseBox and OpenPod)、6位に初音ミクがリアルワールドに侵入してきた(CloseBox and OpenPod)、7位に「初音ミク」ムーブメントを育てたニコニコ動画という場(安藤怜のロンドン灯)が、それぞれランクインしていた。

 それにしても、上位に入ったエントリーで取り上げられた動画共有サイトが「YouTube」ではなく「ニコニコ動画」なのに注目だ。「初音ミク」と「ニコニコ動画」。このキーワードは今後も注目されていくのではないだろうか。

 それでは、12月13日〜12月19日のオルタナティブ・ブログに投稿されたエントリーから、幾つかを見ていこう。

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