損保ジャパン、MSとSOAベースのオンラインシステムを共同開発

損害保険ジャパンとマイクロソフトは、2005年7月から共同で開発していた基幹系オンライン基盤システムが2007年11月に稼働を開始したと発表した。

» 2008年01月08日 17時53分 公開
[ITmedia]

 損害保険ジャパンとマイクロソフトは1月7日、2005年7月から共同で開発していた基幹系オンライン基盤システムが2007年11月に稼働を開始したと発表した。第一弾として、同システム上で保険金支払いシステムおよびコールセンターシステムを開発し、2008年3月をめどに利用できるようにするという。

 新システムはサービス指向アーキテクチャー(SOA)を前提に設計した。外部連携や社内業務プロセスの可視化を図ったのが特徴。新しい保険商品など顧客に新サービスを提供する際に必要なシステムを柔軟に構築できるようにする。

 具体的には、マイクロソフトの.NET Frameworkの採用により、OSのバージョンアップによるアプリケーションへの影響を減らし、アプリケーションの寿命を伸ばせるようにした。コスト削減効果のほか、アプリケーション開発技術者が新規案件に注力できるようになるといった利点を見込む。

 Windows ServerやデータベースソフトウェアのSQL Server 2005 Enterprise Edition、開発ツールのVisual Studio 2005 Team Systemなど、マイクロソフトの製品を全面的に採用したという。

 2008年度以降は、営業向けシステムおよび代理店向けシステムを順次開発する。

システムイメージ図

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