SRAは、主に国内の組み込み環境に向けたQt関連ソリューションを3つ発表した。日本語入力環境とソフトウェアキーボードGUIアプリケーションの投入を皮切りに、画面開発のフレームワークも投入する。
SRAは2月14日、主に国内の組み込み環境に向けたQt関連ソリューションを発表した。
Qtは、先日Nokiaによる約1億5000万ドルの買収が発表されたTrolltechが開発するC++で書かれたGUIツールキット。デスクトップ環境「KDE」もQtで開発されている。日本では、SRAが2003年から日本国内代理店としてQt関連のサービスを提供している。
今回SRAが発表したQt関連ソリューションは、日本語入力環境をQt上で実現するための「日本語入力モジュール」、ソフトウェアキーボードGUIアプリケーション「ソフトウェアキーボード」、Qtでの大規模アプリケーション開発のための「Qt画面開発フレームワーク」の3つ。これらは国内の組み込み分野におけるアプリケーション開発の効率化を目的としたものとみられる。
発売時期は、Qt画面開発フレームワークをのぞく2つが2008年5月、Qt画面開発フレームワークが2008年10月となる予定。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.