Microsoftの将来はWebとハブにある――オジー氏の見解(3/3 ページ)

» 2008年03月07日 08時30分 公開
[Darryl K. Taft,eWEEK]
eWEEK
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コネクテッドデバイスとクラウド

 今後5年間で、オジー氏のいうハブ向けに開発者がコードを書く方法は、「クラウド内のユーティリティコンピューティングモデルへの移行に伴い、根本的に変化するだろう」と同氏は予測する。

 一方、Microsoftはコネクテッドデバイス戦略を通じて、アプリケーションがユーザーのすべてのデバイスを一度に認識できる環境を提供する計画だ。コネクテッドエンターテインメント分野では、ユーザーがメディアを1回ライセンスするだけで各種のデバイスで再生することができ、どこへ行ってもアクセスできるようにしたいという。

 Microsoftのコネクテッドプロダクティビティ戦略では、PC用のMicrosoft Office、モバイル用のOffice、そしてWeb用のOffice Liveが主要な注力分野になる。Liveではユーザーがコンテンツをリンク、共有したり、コンテンツにタグを付けたりすることができる。Microsoftは、コネクテッドプロダクティビティ戦略のハブとして「Office Live Workspace」を発表した。

 コネクテッドビジネス戦略の一環として、Microsoftは「SQL Server Data Services」のβ版をリリースした。オジー氏によると、この製品はSQL Serverの利点をクラウドに提供するものだという。また、コネクテッド開発戦略の一環として、Microsoftは.NETファミリーを拡張し、Web/クラウド/デスクトップ環境にフォーカスしたアプリケーションの開発を支援するツールを提供する予定だ。

 「われわれについてきてもらいたい。われわれはあなた方と一緒になって、素晴らしいエクスペリエンスを作り出すことができるのだ」とオジー氏は開発者とデザイナーを中心とする聴衆に訴えた。

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