Microsoftは昨年末、Microsoft IIS(Internet Information Services)用の「FastCGI」コンポーネントのリリースを発表した。これはPHPとIIS Webサーバとの間のインタフェースで、Windows上で動作するPHPアプリケーションの信頼性とパフォーマンスの大幅な改善をもたらした。
ZendとMicrosoftは、Cardspace(Microsoftのデジタル認証フレームワーク)もサポートしており、同フレームワークは最先端のWebアプリケーションやWebサービスを作成するための主要なオープンソースPHPフレームワークであるZend Frameworkに統合されている。さらにMicrosoftは、Mambo、WordPress、Coppermineなどの特にポピュラーなPHPアプリケーションがWindows上で動作するようにするために1ダース以上のプロジェクトに取り組んできた。
非常にリラックスしながらも興奮した様子のバルマー氏は、「Silverlight 2とIE(Internet Explorer)8にとてもわくわくしている」と語った。
バルマー氏はSilverlightに関するMicrosoftの戦略の説明で、「PCとインターネットが成熟したのに伴い、アプリケーションとユーザーインタフェースを開発、設計する人々は分岐点に直面しているとわれわれは判断した」と述べた。これは、開発者はデスクトップ上で動作するアプリケーションか、ブラウザ上で動作するアプリケーションのどちらかを開発しなければならなくなったことを意味する。
しかし「やがてわれわれは、これら2つの分野を統合したいと考えるようになった」とバルマー氏は話す。
「それこそが、われわれがSilverlight、.NET、WPF(Windows Presentation Foundation)でやろうとしていることだ」と同氏。
Silverlightはクロスプラットフォーム/クロスブラウザ対応のプラグインで、アニメーション、ベクターグラフィック、オーディオ/ビデオ再生などの機能を備えたWebアプリケーションの開発を可能にする。Microsoftは3月5日、「Silverlight 2」のβリリースをMIXカンファレンスで発表した。
Editorial items that were originally published in the U.S. Edition of “eWEEK” are the copyrighted property of Ziff Davis Enterprise Inc. Copyright (c) 2011. All Rights Reserved.