日本オラクル、買収したG-logベースの物流支援ソフトを強化

日本オラクルは物流業務を支援するソフトウェア「Oracle Transportation Management 5.5」の機能を強化すると発表した。

» 2008年03月18日 11時53分 公開
[ITmedia]

 日本オラクルは3月18日、物流業務を支援するソフトウェア「Oracle Transportation Management 5.5」の機能を強化すると発表した。中堅企業向け業務アプリケーション製品との連携、分析機能の追加、日本語対応などを施した。

 強化点は、日本語対応やOracleの中堅企業向け業務アプリケーション「JD Edwards EnterpriseOne」の業務プロセスとの標準連携、分析機能の追加、標準的なWebサービスのアーキテクチャによる他のビジネスアプリケーションとのデータ連携など。今後は、大手製造業だけでなく、グローバルに物流を展開する中堅製造業などを販売対象とする。

 Transportation Managementは2005年11月に米Oracleが買収したG-logのグローバルの輸送管理を支援するアプリケーション「G-Log」を機能強化し、2006年9月にOracle Transportation Management 5.5としてOracleが提供を開始した。

 輸送手段、経路やコスト、配送物の移動や静止の状況、出荷時期や納期を、組織と拠点をまたがり統合管理できる。企業は最適な物流計画と実行を行い、輸送費や在庫の削減、納期短縮によるサービスレベル向上、輸出規制などコンプライアンス対応にも役立てることが可能という。グローバルに物流を展開する物流専門企業や製造業を中心に需要が高まっている。

 主な機能は輸送オーダー管理、輸送タリフ(料金)管理など物流業務全般を支援する機能を統合的に提供する「Oracle Transportation Management」など。

 Oracle Transportation Management 5.5の価格は4594万円(税込み)から。対応プラットフォームはSolaris、HP-UX、AIX、Linux、Windows Serverとなっている。

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