ラリタン、295gの小型KVM「Dominion KX II-101」

リモート先サーバの障害復旧に欠かせないKVMスイッチに、手のひらサイズモデルをラリタンがラインアップした。

» 2008年04月09日 19時54分 公開
[ITmedia]

 ラリタンは4月9日、同社のSOHO向けリモート管理ソリューション群を拡張するシングルポートKVM(Keybord、Video、Mouseの略)「Dominion KX II-101」を発表した。KVMは、サーバを遠隔操作するための製品であり、特に直接サーバへのログインでは難しいBIOS操作なども行えるもの。

 「Dominion KX II-101」は、ゼロUサイズ小型KVMの形態を持ち、1人の管理者が1台のPCやサーバをインターネット経由でリモート操作を可能とする。同社における製品ラインアップとしては、KVM over IPを搭載した「Dominion KX101」に、「仮想メディア」や「ずれないマウス」などの新機能を加えたモデルとなる。また、オプションでローカルポートアクセスにも対応しており、より柔軟性の高い運用管理が可能となっている。

 「仮想メディア」機能は、リモートコンソールに接続されたCD/DVDドライブ、USBメモリスティックやISOイメージファイル、ローカルドライブなどを該当のサーバへマウント可能とするもの。この機能でソフトウェアのインストールやデータリカバリが行える。

 「ずれないマウス」機能は、クライアントPCとリモート先のサーバ間でマウスカーソルを同期させるもの。手動でリモート先のマウスパラメータを調整する必要がなくなる。

 この製品を利用することで、管理者は自席から遠隔サーバで発生した障害へ即座に対応することができ、復旧のためにデータセンターに立ち入ることなども不要となる。価格は12万円、5月19日から販売を開始する。

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