ネット広告にブランド効果あり――ヤフーやマイクロソフトが検証

ビデオリサーチインタラクティブ、NTTレゾナント、マイクロソフト、ヤフーの4社は、インターネット広告のブランド効果に関する共同調査を行った。

» 2008年04月22日 15時24分 公開
[ITmedia]

 ビデオリサーチインタラクティブ、NTTレゾナント、マイクロソフト、ヤフーの4社は4月21日、インターネット広告のブランド効果に関する共同調査を行った。

 ネット広告には、クリック率やコンバージョンレート(閲覧者が購買などの行動に至った割合)などを主体とする直接的な効果だけではなく、露出自体にブランド効果があることが検証できたという。

 4社は、ネット広告を出稿して得られるブランド効果を、事前に予測し、事後に検証するための基準値を作成した。「インターネット広告出稿によるブランディング効果3つの法則」として次のようにまとめている。

  • 1.インターネット広告ブランディング効果の法則

 インターネット広告到達者の29.1%が広告を認知し、広告認知者の62.0%が広告内容を理解し、広告認知者の30.4%が商品購入を喚起され、広告到達者の広告メッセージ理解は非到達者の1.25倍に上り、広告到達者の商品購入/利用意向は非到達者の1.15倍に達する。

  • 2.インターネット広告フリークエンシーの法則

 フリークエンシー12回の広告到達者は非到達者に比べて、メッセージの理解度が1.55倍、商品購入利用意向は1.35倍に上昇する。

  • 3.インターネット広告インプレッションの法則

 1000万インプレッション出稿時、広告認知者数は130万人、関心喚起者数は57万人、商品購入・利用喚起者数は38万人。

 調査結果および作成した基準値は、インターネット広告やほかの媒体も含めた複合的なメディアプラニングのための基礎データとして無償で公開する。

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