5月のMS月例パッチ、緊急レベルは3件

日本時間14日に公開予定の月例更新プログラムでは、Jet Database Engine、Word、Publisherの深刻な脆弱性と、セキュリティソフトの脆弱性に対処する。

» 2008年05月09日 10時05分 公開
[ITmedia]

 米Microsoftは5月13日(日本時間14日)、月例セキュリティ情報を公開し、「緊急」レベル3件、「警告」レベル1件の更新プログラムをリリースする。8日の事前通知で明らかにした。

 緊急レベルの更新プログラム3件は、それぞれMicrosoft Jet 4.0 Database Engine、Microsoft Word、Microsoft Publisherが影響を受ける。いずれも悪用されるとリモートでコードを実行される可能性がある。

 Jet Database Engineの脆弱性は、Windows 2000 SP4、Windows XP SP2、Windows Server 2003 SP1の各OSに影響し、最大深刻度はいずれも緊急レベル。

 Wordの脆弱性は、Word 2000 SP3の深刻度が「緊急」レベルで深刻な影響を受けるとされ、Word 2007やOutlook 2007、Office for Macなどの深刻度も「重要」レベルとなっている。Publisherの脆弱性は、Publisher 2000 SP3の深刻度が最も高い。

 残る1件の更新プログラムは、「Windows Live OneCare」「Microsoft Antigen」「Windows Defender」「Forefront Security」などのセキュリティソフトが対象となる。最大深刻度はいずれも、Microsoftの4段階評価で下から2番目に低い「警告」レベルとなっている。

 Microsoftはセキュリティ更新プログラムと同時に、悪意のあるソフトウェア削除ツールの更新版や、セキュリティ以外の更新プログラムも公開することにしている。

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