Orangeのサービス加入者は、ゲームや広告、地図、音楽といった両社の携帯向けサービスに、Nokia端末から直接アクセスできるようになる。
仏France Telecom傘下の通信業者OrangeとフィンランドのNokiaは5月22日、向こう3年にわたる携帯電話向けサービスでの戦略提携を発表した。両社間で2月に締結していた提携を拡充したもので、新たに10機種のNokia端末をOrangeの通信サービス対応とするほか、ゲームや広告、地図、位置情報サービスに加えて音楽サービスでも協力する。
両社は共同で、Nokia端末向けの統合マルチメディアサービススイートを、9市場で立ち上げる計画。ユーザーは、Orangeのユーザーインタフェースから直接、両社のモバイルサービスにアクセスできるようになる。まず、Orange Music Store、Orangeのゲームサービス、NokiaのゲームサービスN-Gage、Nokia Mapsを対象とするが、Nokiaは「両社の協力は、ゆくゆくはほかのサービスにも拡大すると期待している」としている。
両社はまた、新端末のマーケティングや、マルチメディアアプリケーションの開発でも協力。その一環として、NokiaのMobile MapsプラットフォームとGPS技術を、Orangeサービス対応のNokia端末で利用できるようにする予定で、2010年までに1000万人のMobile Mapsユーザーを獲得する計画だとしている。
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