NTTドコモは法人向けに販売しているスマートフォン「BlackBerry」を一般向けにも販売する検討を進めている。
NTTドコモは6月19日、カナダResearh In Motion(RIM)のスマートフォン「BlackBerry」を個人向けに販売する検討を進めていることを明らかにした。
同社では2006年から法人向けにBlackBerryを販売している。個人向け販売は、国内で注目されつつあるスマートフォン端末の販路拡大が目的とみられ、「個人向け展開できるかどうかを検討中」(同社広報部)という。発売時期やサービス内容、料金などは未定だが、販売する場合は今年度中になる見通し。
BlackBerryは、携帯端末と企業内システムを連携するためのサーバ、専用線サービスを組み合わせて利用する仕組みで、セキュリティレベルの高い企業向けモバイルシステムとして企業ユーザーを数多く獲得している。欧米では一般向けにも提供しており、端末へのPCメール配信サービスやインターネットサービスなどがあるほか、BlackBerry向けのモバイルサイトが多数開設されている。
RIMは5月12日に発表したハイエンド端末「BlackBerry Bold」をNTTドコモ向けに供給することを明らかにしているが、リサーチ・イン・モーション・ジャパンの関係者は、「個人向けに販売するかは不明」と話している。
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