パッケージを購入したユーザー企業は仮想化ライセンスソフトなどが不要となるなど、コスト削減にも寄与する。
ノベルは8月7日、中堅中小企業向けに「Xen仮想化スターターキット」を発売した。
同キットは、仮想化でWindowsサーバの環境を統合したいという企業を対象に、検証を済みの製品をパッケージとして提供するもの。具体的には、日本IBMのx86サーバ「IBM System x シリーズ」、オープンソースの仮想化ハイパーバイザー「Xen」を標準搭載したノベルのサーバOS「SUSE Linux Enterprise Server 10」、Windowsを仮想環境で高速に動作させるための仮想化ドライバ「SUSE Linux Enterprise Virtual Machine Driver Pack」、IBM System x用に最適化されたソリューションを構築するための「構築ガイド」を同梱している。
ユーザー企業は、迅速かつ簡単にWindows環境を仮想化できるようになる。SUSE Linux Enterprise Server 10および仮想化ソフトXenを使用するため、仮想化ソフトのライセンスが不要となり、コスト削減にも寄与する。
製品化には、ノベルと日本IBM、サイオステクノロジーが共同で取り組んだ。ソフトウェアのサポートや販売、問い合わせの受付などはサイオステクノロジーが担当する。
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